小金井市にある「江戸東京たてもの園」は、元々は武蔵野郷土館としてスタートし、1992年からは、両国にある江戸東京博物館の分館という位置づけになっています。
広大な都立公園の一角とはいえ、その敷地はとんでもなく広いものです。まして、ひとつひとつの建物の中に入り、周囲を回り、上がり込み、ボランティアさんの説明を聴きながらじっくり見ていくと、とても1日では見切れません。
夏の鬱蒼とした緑に囲まれた歴史的建物は、多くが照明器具の照度が十分でなく、最初は薄暗く感じてしまいます。しかし洋館も和館も、縁や窓辺周辺の工夫あふれる設計で、外の植栽が目に飛び込み、視線を遠くまで誘ってくれます。
もちろん季節が変われば、例えば手前の樹が紅葉し、落葉し、枝ばかりになると、その向こう側に櫻の樹が立ち現われ、春がやってくれば愛でやすくなるというような庭のしかけがあります。それを楽しみにして違う季節にもう一度、いや何回もやって来たいと思いました。
園自身の案内や、展示建物の解説についてはこちらのホームページが詳しいのでリンクを貼っておきます。https://www.tatemonoen.jp/
ここには、さまざまな建物の、素敵なデザインの照明器具に着目して、並べておこうと思います。